作家塾、第三期が終了した。
今回は、「書く」と「話す」の大きな違いに気づいた。
「話す」ことには、練習と本番があるが、「書く」ことに、それはない。
いつも練習であり、本番だ。
相手もいらないから、いくらでも書ける。
書きたいだけ、書いていいのだ。
先生から、「書き放題です」という言葉をいただいた。
そういう概念がなかった。
きちんと書かなくてはと、あまり手が進まなかった。
『なかなか書かないのは、「食べ放題」のお店で、
お皿をもったまま、ずっと歩いているのと同じ』ということに、ハタと気づいた。
そうしたら、書き始める手が、軽くなった。
最終回は、自分の心に刺さった言葉を、先生が色紙に書いてくださることに。
私は、書く前にぐすぐずする自分にもらった言葉「書き放題」をお願いした。
これで修了というより、今日がスタートという感じ。
この作家塾は、文章に出る「自分の怖れ」と向き合う、「人生塾」ということを、深く納得した。
来期も、挑戦し続けます。
素美子