ホームステイ先のご主人が、駅まで送ってくれました。
電車の中までスーツケースを運んでくれて、ハグしながら「スミコは私たちの特別な友人だよ。いつでも歓迎してるから・・・」といいかけたところに、発車のベル。
彼は、あわてて電車から降りました。
ドアが閉まり、手を振って見送ってくれるかと思いきや。
なんと、そのまま振り返らずに行ってしまったのです。
動きだした電車のなかで、私はひとり、ぼーぜん。
「ドイツ人は、あまり見送らない」と聞いてはいたけれど、ここまでとは。
その後何度も訪問し、最後の瞬間のアッサリ感にもやっと慣れてきました。
初めて経験する人は、がっかりしないでねー。
素美子